こんにちは!占い師の光子です。
今日は桃の節句なので、お寿司を作りました。
「おひなさまだからちらし寿司なのね」
と思われるかと思いますが、実は私にとっては思い出のつまった大切な料理です。
私の母は岡山県出身なのですが、
岡山県には「ばら寿司」という郷土料理があります。
私が今日作ったお寿司より、はるかに豪華なお寿司なのですが、元は、上下をひっくり返して、豪華な部分はお皿とご飯の間に隠したとか。
「一汁一菜」の倹約を推し進める藩主への、抵抗から始まったそうです。
(祖母から聞いた話なので、少々違うかもしれません)
そんなばら寿司、母が生きていた時は、毎年3月3日と、母の誕生日に作っていました。
そしていつも可愛がってくれていた大叔母も、岡山に会いに行った時には、よく作ってくれました。
母と大叔母、今は亡き私の大切な人たちとの、思い出が詰まっています。
母が元気な時には、二人で一緒に作り、母亡き後は妹と二人で作っていました。
ご飯に混ぜ込む野菜をそれぞれ4種類の味に煮て、アナゴを照り焼きにして刻んで、薄焼き卵を作り、エビを酒蒸しにし、白身魚をお酢で締めて、青みの野菜をゆでて刻んで、酢飯を炊いて…
工程は多いですが、あーだこーだ言いながら一緒に作り、そして食べて、とても楽しい時間でした。
ところが昨年の今日は、ブラッドパッチ後の2週間の安静期間に当たっていたので、自分でお寿司を作れませんでした。
代わりにお手伝いに来てくれていた方が、ご厚意で作ってくださったお寿司を食べました。
だから今日は2年ぶりです。
思い出深い料理であると共に、お寿司を作れるくらい体調も良くなった証でもあると思うと、とても感慨深い気持ちで食べました。
あなたの毎日が
今以上に素敵なものとなりますように。
光子でした。