こんにちは!占い師の光子です。
今日は気候も良く、屋外が気持ちいいので、突然の思い付きで高尾山に行ってきました。
本当にただ子どもたちと、おにぎり持って遊びに行っただけで、完全に遊びのつもりだったのですが…
偶然、高尾山薬王院の護摩焚き、そして火渡りに参加させていただきました!!
遊びのつもりで行ったのに、ものすごい勉強になることばかりで、
「これは書かねば!!」
ということで書いております。
本当にただの思い付きで、
「どこか行こうかな。自然が力強くて、気の整ってるところに行きたいな」
とぼんやり思っていたところ、
「あ、高尾山行こう」
と思い立ちました。
高尾山がどんなところかよく知らずに。
「天狗のところらしい、修験の御山らしい、中央線のずんずん行ったところ」
というかなりアバウトな前情報で出かけました。
出かける前に、神棚で
「今日は高尾山に行ってきます」
と報告をすると、ちょっとビックリなほど、キラキラが降ってきたんですね。
ありゃ?なんか神様
「ぜひ行きなさい!!」
という感じだな、と思いながら出かけました。
こういう時は、やたらスムーズに電車が来たり、知らない場所なのに、どちらに行くのが最適ルートなのかわかる、ということが起きるのですが、今日はそんなこともなく。
しかも電車移動の最中に、頭が痛くなってくる始末でした。
6号路で森と水を満喫しながら登り、それはそれで気持ちよかったのですが、特に変わったこともなく。
あえて言えば、途中のお地蔵様や信仰の場所に手を合わせる度に、頭痛が和らぐのはありました。
「山、楽しかった!」
今日はこの一言に尽きて、終わりだなと思いながら、ケーブルカーで下山すると…
麓のケーブル駅のすぐそばで、山伏装束の方々、黒や紫の着物の方々、そして朱色の着物のご住職(貫首(カンス)と呼ばれてました)に遭遇します。
登りの時には気づかなかったのですが、不動明王さまのお堂があり、そちらでホラ貝を吹き鳴らし、錫杖を打ち鳴らしながら、般若心経を始め、御真言やお祈りの言葉を唱えていました。
「夕方のお勤めかな?すごいなぁ」
と立ち止まって見ながら、お堂の中を覗いてみると、すごいエネルギー!!!
「ここ、絶対お参りしたい!!」
とお勤めが終わって、どこかに移動されたのを見守ってから、お不動様にお参りさせていただきました。
お不動様もすごかったのですが、すぐ隣に
「なでなで地蔵」様がいらして、
「具合の悪いところをよくなでなでしてから、手をかざして祈りましょう」
と書いてあるんですね。
これ、私、本当にありがたいやつです。
「今いちばん何が欲しい?」
と聞かれたら、
「健康な体」
と迷わず答えるもの。
というわけで
「私の具合の悪いところって、頭かな?頭から腰まで全部かな?」
と少々考えながら、頭からなで始めました。
普通の仏像なんですよ。
だから頭をなでたって、別に何もないんです、普通。
でも腰まで手が下りて行ったら、すごくビリビリするんです!!
ちょうどその辺りは、硬膜の穴をブラッドパッチで塞いだところ…
「マジかよ…!!!私の具合の悪いのはここなのか!!」
と少々驚きつつ、ありがたーく、たくさんなでなでしました。
そして
「手をかざすってどうするの?」
と少々迷いつつ、両手をお地蔵さまに向かって広げると、もんのすごいエネルギーがグワーっと入ってくるんです。
「これ、私、治るわ」
と思いながら、ありがたく、お願いしてきました。
と、そこに、お不動様の扉をしめにお寺の方がいらしたので、
「さっきのお勤めは、毎日されてるんですか?」
とたずねてみました。
すると
「今日だけ特別ですよ。火渡りという行事の出発の、挨拶だったんです」
と教えてくれます。
…よくわからなかったけど、護摩を焚くということらしい。
一般の人も参加できるとのこと。
…これ行く以外の選択肢ないよね?
ていうか、私たぶん今日これのために来たのよね?
10秒でも降りてくる時間が違ったら、スルーして帰っていたし、神様からのキラキラの割りに、ここまで何もなかったし。
(だから、寸でのところで乗れないを繰り返したのか!)
というわけで行きました。
どこへ行ったか、聞こえてくるホラ貝の音を頼りに追いかけました。
山伏の人も初めて見たけど、護摩焚きはもちろん初めてです!!!
まず、結界がちゃんと張ってあるんです。
そして結界内を何重にも清めていました。
火打石を打ち鳴らして歩いて回ったり、槍や剣で、煩悩や邪をやっつけたり。
極めつけは、破魔矢を破魔弓で射るんです。
破魔矢の羽の色は五色。
そう、青・赤・黄色・白・黒。
五行の色です。
それぞれ、青は東、赤は南、白は西、黒は北。
そして黄色は、中央の空間に向けて射ていました。
今書いてる、五行のブログとピッタリ!!なんてタイムリーなんでしょう!!
そしてこれから火をつける護摩?なのかな?にも、五色の飾りのついた棒が、場所を正しく刺さっていました。
見ていて本当に面白いし、勉強になるものの、なかなか火の点く段まで到達せず…
頭痛がどんどんひどくなるし、めまいもするし、正直帰りたいと思いましたが、
「まだ帰らない!見てる!」
と子どもたちがかじりつくように見ているので、そのまま付き合いました。
いざ点火。
不動明王さまの御灯明からいただいて、火をつけていて、
「なるほど、それはすごいわ!!」
とやたら納得。
どんどん燃えるよー!!!
火が付くととても暖かくなりました。
そして不思議なことに…
頭痛がしない…。
火をつけてから、本当に頭痛がしない。
めまいも治まって…。
(そんなことってある?!?!)
ぼーっと火を眺めていて気がついたのです。
まず「火」がある。
そしてもちろん、火をつけるための「木」がある。
火は木を燃やして「土」へ還る。
ここまではよし。
でも「金」と「水」はないと思いきや…
火をつける木の土台となっていた木を崩すのに、先が錫杖のように丸くなった「金属」の棒を使っている。
そして大きくあふれ出しそうな火を抑えるのに、何度も「水」をかける。
まさかの、五行がすべてそこにあったんです。
極めつけは、ご住職が先頭になって、火の上を歩く!!!!
正確には、左右が燃えている中を歩く、だったのですが、ついさっきまでゴーゴー燃えてた場所よ?
思わず「えぇぇ?!?!」と声に出して驚いてしまいました。
火渡りって、こういうことだったみたいです。
そして一般の人も、後から続いて渡れるとのこと。
もちろん渡りました!!裸足で!!
子どもたちも、山伏さんが手を繋いでくれて、渡りました。
渡っている間、
「ありがとうございます」
という気持ちしか湧いてこなくて、怖いとか、熱いとか、全然感じませんでした。
そしてご本尊にお参りするのですが、エネルギーが強くて、優しくて、後ろに待っている人がいなかったら、ずっと手を合わせて、その場にいたかったです。
最後に住職さんが肩に「おぉぉ!!!」(だったかな?)とやってくれるのですが、想像以上に声も大きいし、力強くて、何よりも怖くてビビりましたw
帰路につくも、頭痛は全然ありませんでした。
本当に、不思議…。
そして、神社の神様と、仏教の神様・仏様には、隔たりはあってないようなもので、こうやって紹介してくださったり、
「ぜひ行きなさい!!」
と喜んでくださったりするものなのだなぁ、と思いました。
今回のことは、今書いている五行の話の最後に、もう一度登場する予定です。
ひとまず今日は、気持ちも体験も新鮮なまま、書かせていただきました。
あなたの毎日が
今以上に素敵なものとなりますように。
光子でした。