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神さま訪問記

お正月に京都に行ってきました 下

こんにちは!神様とご縁を繋ぐ 光子です。


お正月に京都に出かけた話、後編です。


渡月橋を渡り切り、無事にバス停に辿り着きまして、下鴨神社に向けてバスに乗ります。
ずいぶん長い間バスに揺られながら市街地へ。

そうしているうちに、
「私、お腹空いてるじゃん」と思います。

とはいえ、バスの中では食べられないし、バスを乗り換えるタイミングで何かあるかしら?
バスに乗った時はランチタイムでしたが、バスを下りたらギリ、ランチタイム終わりそう…

じゃなかったら、下鴨神社まで行って、茶屋でお汁粉とかは食べられたけど、しょっぱいものあったっけ??


そんなことを考えて、このまま行くと食いっぱぐれるかも、とそわそわしながら、バスの乗り換えへ。

ううむ…カツ丼屋とか洋食はあるけど、絶対食べられる感じの店はない。(お肉が食べられないので)

どうしようと思いつつ、次のバスの時間は迫ってるし、下鴨神社まで行っちゃおう!出町柳にも何かあったかも!と切り替えて次のバスへ乗ります。


結局、下鴨神社に直行しまして、茶屋で一息つきます。

お汁粉と、申餅(さるもち)!

申餅が本当に美味しくて(:_;)
おみやげに買って帰りたいと、前も思ったんだったと思い出しました。


そして、いざお参りに。
まずは井上社(瀬織津姫様のところ)へ。

うーん、うん…
なんか、瀬織津姫様の感じが薄いんよ。


お正月明けだからかな?神様お疲れだからかしら??あと、手水のスペースに、人形(ひとがた)の足型バージョンがたくさんあるから??
(旧年の汚れを落とす意味で)

なんだか違和感ー、と思いながら、古札をお返しして、本殿の方へ向かいます。


新年の祈祷を受けるつもりで来たので、いつもの祈祷申込の場所へ行くと、申込場所が変わったとのこと。
以前の場所は、正式参拝の申込場所になったそう。

???
どゆこと?ようわからんけど??

「どっちでもいいですけど…違いは何ですか?」
と尋ねると、

祈祷→神様にお願いする
正式参拝→神様にご挨拶する

ということで、祈祷は新しくできた祈祷所で、正式参拝は、これまで祈祷もしてくださっていた、本殿の前でのご挨拶になるとのこと。


それなら、ご挨拶の方がいいです!!ということで、正式参拝をお願いしようと思ったところ、そういえば私、崇敬会の会員証持ってきたじゃん!と思い出しました。
「そういえば、会員証持ってきたんですけど」
とお見せすると、正式参拝ではないけど、会員様は昇殿参拝ができますよ、教えてもらいました。

というわけで、昇殿参拝と新年祈祷、両方お願いすることに!

「どっちからでもいいですけど、まずご挨拶してからお願いするのがいいですかね?」
ということで、昇殿参拝からお願いすることにしました。


待合所で手口を清めつつ、準備してくださってるのを、しばし待ちます。
結構待つのだけど、実はこの時間が、結構好きなのです。

神社の中の、静かで落ち着いた空間で、古いものとか、お庭の木とかを眺めつつ、外で参拝の方々が話したりしてるのが聞こえる。

他にない、豊かな時間だと感じます。


そして呼んでいただきまして、神様の御前に。
神様の前はいつも、さーむいんだ!!!(それか暑い)

ホットカーペットをしてくださっていたりするので、ちょい、暖かさを感じられても、神様の方に向いて開けているので、本気で寒い。正直外と変わりません。
(しかも神様に失礼のないよう、上着は脱いでるし)

そして今回は、これまでにも増して、寒い!!

そうか、正式参拝の人は少ないから、この場が温まることがないのね、と解釈しました。


以前は祈祷用にたくさんの人が座れるようになっていたのですが、今は私が座るためだけの椅子をひとつ、用意してくださった様子です。

案内してくれた方(巫女さんかな?)に、思わず
「ずいぶん変わったんですね」
とお話してしまいました。


そして、昇殿参拝で、神様にご挨拶するのですが…
なんか、薄い??


神様のエネルギーを強めに感じるのは確かなのですが、前回までなら、ぶしゃー!!!っとシャワーのように、滝のように、神様のエネルギーを感じて、本当に敬虔な、ありがたい気持ちになる場所だったのですが……そこまでではない。

これまでの半分くらいかな?と、どうしたのかなと思いながら、お祈りの時間を過ごします。


終わりまして、祓詞を唱えてくださった神職さんが、
「よろしければ、こちらからどうぞ」
と神前のすぐ脇からの退出を案内してくださいました。

おおう、そちらを通らせていただいてよろしいのですか?!と驚きつつ、
「前と変わったんですね、祈祷はここじゃなくなったんですね」
とお話します。

神職さんのおっしゃるには、御祈祷所ができて、昨年の6月30日に、御霊分けを行なって、7月から祈祷はここではなく、御祈祷所で行うようになったとのこと。

お伊勢さんの内宮で、お祈りするところと、御祈祷するところと、分けてあるのと同じようなことですね、とのこと。なるほど。

お話しするうちに、
「ああ、この方は、新しいやり方を良しとは思っていらっしゃらないんだなぁ、神社の方々も一枚岩ではないんだな」
ということが、伺えました。


このお話を伺いつつ、思っていたのは、
「そうか、御霊分けをしたから、これまでの半分くらいの感じなのかな?いやでも、厳密にそんなものなのかな?
6月ってことは、御霊分けの後、まだ一回もみあれ神事をやってないってことだよね?(神様の荒御魂をお迎えして、お元気になっていただく神事)
ということは、みあれ神事をやったら、神様は以前のようにお元気になられるのかも?

それに7月って…私が以前来たのが7月だ。
あの時、時間が遅くてほとんどまともにご挨拶できなくて、お話もできなくて、でも、それでいいよ、次行けよって、感じだったけど…そうか、神様にもそんなご事情があったのか」
ということでした。

とにかくいろいろ考えてしまっていて、これだけ考えてしまうということは、モヤついていたとも言えるのかもしれません。


神様の御前を退出して、御祈祷所へ。
一回楼門の外に出て、左手側(東側へ)進んだところでした。

なんか、すごいお金がかかってそう?!
御祈祷所に至るまでの道も、やたらお金がかかっていそうでした。

きれいな建物に到着。入りましてもやっぱりきれいです。
(セルフサービスでお茶をいただける!)

申し込みをして、しばし待った後、案内されて神様の御前へ。


きれいなんですよ。
しかも、寒くなくて、非常に快適な空間です。
神様の場所は、豪奢だし。

ところが神様のエネルギーは、やっぱりここも本殿の前と同じくらい、以前の半分程度で、こっちの方が少しだけ強い。

御祈祷は粛々と進むのですが、なんだろう、
「神様、ありがとう!ありがとうございます!」
と思い続けていないと、すごく敬虔な気持ちとか、特別な気持ちを保ち続けることができない…

それくらい、普通の場所でした。


以前の御祈祷は、神様のエネルギーが今回の2倍くらいで、滝とかシャワーを浴びてる感じだったので、正確にはエネルギーの量がわからないくらい強烈な感覚でした。

それは、滝やシャワーを浴びてる時に、浴びてる水の量を、正確に感じ取れないのと同じです。

そして、寒かったので…
寒い時期じゃなくても、外気温と同じ環境だったので、そういう意味でも感じるものはとても違いました。

以前の御祈祷場所である本殿の前は、建物の中のようで、自然の中のようで、不思議な場所だったので、否が応でも自分が大自然の中の小さな一部であって、自然から隔絶された存在ではないのだ、ということを感じずにはいられませんでした。

そして神様のお力の強さも相まって、自然の中のほんの小さな一部の私が、神秘とか奇跡に守られて、今もここに存在しているのだ、と本当に特別な気持ちになれたのです。

けれど、この場所、新しくてきれいな御祈祷所にはそういうものはありません。

御祈祷を受ける時、いつも神恩感謝でお願いする私ですが、それでもここで祈祷をしてもらうのは、神様におねだりしてるだけみたいで、釈然とせず…。

そんな風にもやもやしながら、
「ブログで書いていいんかな、いや、こんなこと書けないよね」
と御祈祷の最中に思っていると、神様が
『書けー!!!』
と珍しく強い口調でおっしゃいます。

えええー?!と思いつつ、神様がこんなに強い口調なのは珍しいし、口調からしても、神様にも思うところがあるらしい、ということは伺えました。

本当に整った場所で、お年寄りとかはありがたいんだろうけどさ…
そういうことは、求めてなかったかな。

こちらの御祈祷所の方が、本殿の前より少しだけエネルギーが強いのは、こちらには人が来て、神様に手を合わせるからかしら?
と、神様のお力の強さの理由も考えていました。


御祈祷が終わって、私の一番好きな場所へ。
それは、本殿の西側(神様から見て右手側)のところです。
ずっと前から、ここが一番好きです。

ここは本当に人が多くなくて、ゆっくりできます。この時も先客は2人だけ。私がいたほとんどの時間は、人間は私だけでした。
神様にご挨拶すると、今日すでにお参りした下鴨神社の他の神前より、神様のエネルギーが以前と大きく変わりません。
「ここは変わらんなぁ」
と思わず声に出てしまいました。

すると神様が
『本当にそう思うか?』
と強い口調でおっしゃいます。

え…いや、正確には以前より少し、落ちたなと思いましたけど…
でもここ以外の神前に比べたら、大きく変わってないじゃないですか?
と神様へのお返事といいましょうか、心で思いました。

本当にその通りで、以前より多少は弱まった感じはありますが、半減したりはしていません。

ここにいながら、どうして神様のエネルギーが変わられたのかを、ぼんやり考えていました。

お正月明けだから?
御霊分けをしたから?
本殿の前でちゃんとお祈りする人が減ったから?
みあれ神事をしたら元に戻る?
新しい建物を建てるのに、自然を壊したから?

一体、なんでだろう…

そう思っていて、思わず神様に
「どうしたら回復されますか?」
とお尋ねすると
『そのうち落ち着く』
とのお返事。

落ち着く??
ということは、今はワタワタしてて、落ち着いてないからってことかな?

そういえば、大宮氷川神社も池の水を全部抜いて、池を掃除した後、2年くらいエネルギーが落ちてて&不安定だったけど、最近は落ち着きました。

家の近所の氏神社でも、以前は森の中のように木が多くて、エネルギー的にも本当に特別な場所だったのを、木を伐採した後は、本当に大変なことになっていたけど…
今は落ち着きました。(以前のような異空間は失われてしまったけれど)

そういう、人為的に良かれと思って何かをするのが、神様にとってよろしくない??

なんだろうなぁ…
けど、式年遷宮とかは、全然おっけーな感じだよね。
なんだろう、分かれ目は。


そんなことを思っていると、先ほど昇殿参拝の時にお世話になった神職さんがちょうど通られて、声をかけてくださいました。

服装が変わっていて、こちらはすぐにはわからなかったのですが、よくお顔を拝見すると、先ほどの方!

神職さんとご挨拶をしつつ、
「ここが一番好きなんですよー!」
「そうなんですね、ゆっくりお参りして行ってくださいね!」
なんてお話をしました。


よくよく、神様にご挨拶にさせていただいて、ゆっくり過ごさせていただいて、帰ることに。

そしてこれから下鴨神社を訪ねた時は、私は正式参拝か、昇殿参拝をしようと決めました。
御祈祷所に行くのではなく。

そう決めたのは、本殿の神様の前が、以前は本当に特別な場所だったし、本殿の神様に、少しでもお元気になっていただきたい、と願うからです。
私が手を合わせてできるのは、微力だとしても、できることをしたいと思ったのです。


申餅を買って、参道の途中にある河合神社でご挨拶をして、帰路につきます。

新しい発見と、思うところのある旅でしたが、神様や仏様に、元気になるエネルギーやいろんなものを、確実にたくさんいただいた旅でした。

この特別な時間、特別な日をくれた家族と、今の私の境遇や恵みをくれたたくさんのこと、もの、人に感謝して、お正月の旅を締めくくります。

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