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不思議な話

神様に初めて話しかけられた時の話

こんにちは!占い師の光子です。


今日はタイトルの通り、私が初めて神様に話しかけられた時の話を書きます。

不思議な話についての注意書きをお読みください



私が初めて聞いた神様のお言葉は、


「人の心配ばっかしてねぇで!てめぇのことやれや!!!!」


でした。
なので、タイトルには「話しかけられた」と書きましたが、正確には「話しかけられた」なんてかわいいものじゃなく、「怒鳴られた」です。

文字で書くと、凄みがとってもマイルドになっていますが、ものすごい声量だし、ラ行は若干巻き舌気味だし、「てめぇ」なんて生まれて初めて言われたしで…いろんな意味で想定外。驚きと恐怖で石のように固まりました。

そもそも神様が喋るなんて思いもよらず、そして言われたことの意味がわかりません。

「自分のことって、何?」
と思いながら、とりあえず朝日が昇っていたので、洗濯や朝ごはんの用意など、いわゆる「やるべきこと」を黙々とやりました。
家事をすることが「自分のこと」をしていることなのかは、疑問に思いながら…。



「自分のこと」って何でしょうね?
あなたはどういうことだと思いますか?

お言葉の後、私は「自分のこと」って何だろうと考えながらも、とりあえず目の前の「やるべきこと」をやりました。
そして何度も「私はちゃんと自分のやるべきことをやっている、だからこれでいいんだ」と自分を納得させました。

自分を納得させる必要があるくらい、心では「たぶん私は”自分のこと”というのをやっていない」という想いがうずきます。
それでも「自分のことをする」というのが何なのか、わかりませんでした。


当時から5年以上経ち、その間にいろいろなことを経験した、今の私がたどり着いた答えはこうです。

「自分のこと」と「やるべきこと」はイコールではないらしい。

夏休みの宿題で自由研究と、決められたドリルがあるみたいに、「自分のこと」は自由研究のように、決められていない自分の人生を生きること。「やるべきこと」はドリルみたいなもの。

自由研究をやっても、ドリルはやらなくてもいいことにならないみたいに、「自分のこと」はやりつつも「やるべきこと」はやっぱりやらなくちゃいけない。

でもドリルをやっても自由研究をやったことにはならないように、「やるべきこと」をやっただけでは、それは「自分のことをやった」「自分の人生を生きている」ということにはならないらしい。


要するに「自分の人生にフォーカスしろ」ということだと思うのです。
自分はどう生きたいか、何に喜びや幸せを感じるのかをきちんと見極めて、肉体と魂が一体になっている有限の時間を大切に生きなさいと。

「自分の人生を生きなさい。人に合わせる、人の幸せのために、自分や自分の幸せを犠牲にする生き方は、あきまへん」と教えてもらったのだと思っています。


ところで声を聴いた当時の私は、ADHD&ASDの夫と、1歳の娘と暮らしつつ、夜は近所に住む高校1年の妹と父が来るので、5人分のご飯を作っていました。
朝は妹の弁当を作り、合間に離乳食…
仕事に復帰した時には、
「仕事して、家事をして、子育てして、家族に消費されるように生きてるな」
とボロ雑巾のような気分で思っていました。

そこにきて、大きい仕事の締め切りをすっぽかし、酔っぱらって寝ている夫と大喧嘩。
喧嘩の後、ひとりで神棚の前でめそめそしていたところに、「人の心配ばっか…」と怒鳴られました。
まさに人の心配だけをして生きていました。

しびれを切らした神様が、お怒りになった、ということでしょう。
夏休みの宿題で言えば、自由研究の存在を思い出すこともないままに、ドリルだけをやっていたのです。


「状況が許さない」とか
「自分がどう生きたいか考える余裕もない」
「考えたところで現実問題叶わない」
など、事情はあると思います。
私もそう思っていたので、痛いほどわかります。

しかし一度立ち止まって、自分は何に喜びを感じるのか、どうやって生きていきたいのか、考えてみませんか?
立ち止まって考えることが、「自分のこと」をする人生の入り口にきっとなります。


ところで、お声の主はと言うと…
大宮氷川神社の拝殿の前で、その後何度か同じ声、同じ話し方で、声を聞かせてくださいました。「氷川神社の神様」ということで、須佐之男命さまだったと、結論付けています。(我が家の神棚にもいらっしゃいます)
怒鳴られたのは最初の1回だけで、その後は普通に話してくださいました。

須佐之男命さまは、語気は荒いですし、覚悟を問われる方ですので、生半可な気持ちでは、向き合えない感じの方です。
一方で、例えば七五三のお参りで、たくさんの子どもが来ている時などは、みんなに幸があるように大張り切りでがんばってくださる、気持ちの温かい方です。人間で言えば、豪快で荒っぽいけど気のいいおじさん、という感じです。


あなたの毎日が
今以上に素敵なものとなりますように。

光子でした。

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