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不思議な話

HSP・エンパスの人が身を守るには?

こんにちは!占い師の光子です。


昨今、HSP(ハイリーセンシティブパーソン)という言葉を、よく目にするようになりました。
またエンパスという言葉も同様です。

どちらも高すぎる共感性や、感覚が鋭敏であるために疲れてしまう、という特性です。
エンパスはさらに「人の痛みを自分の体で感じる」 などもあります。
私の知人のエンパスの方は「人の心の痛みを頭痛として感じる」と話していました。


共感力も感覚も、生きていく上で必要ですし、集団の中には高い共感力や、感覚が特に鋭い人も必要でしょう。
しかし共感力も感覚も、度を越して鋭いと生きづらさにつながります。
かく言う私も、以前は高い共感力と感覚の鋭敏さで、参っていました。


現在の私は、HSPでもエンパスでもありません。
今の状態を手に入れられたのは、他者との境界線をしっかりと引けるようになったからです。

他者との境界線とは、簡単に言うと
「結界を張ること」です。
自分の中に他者の感情や痛みが入ってくるほど、共感力や感覚が優れているということは、
「自分と他者との境目があいまい」とも言えると、私は自分の経験から考えています。

不思議な話についての注意書きをお読みください


以前の私は人込みは苦手だし、イライラしていたり、悪意を持っている人が近くにいると、
大いに影響を受けていました。
自分が怒られているように感じてオロオロするか、私も怒りっぽくなっていました。

さらに、人の念や成仏できない存在が、体にまとわりついてしまう体質(霊質?)で、
怒っている人や悲しんでいる人がいると、その人の念をどんどん吸って、ぐったり疲れていました。



職場の雰囲気がとても悪かった年に、私は適応障害になり2カ月仕事を休みました。
管理職と職員の折り合いが悪く、毎日のように誰かが言い争っている…
そこここで悪口を話しているのが聞こえる…

その環境で、他者との境界線をはっきりさせる術を持っていなかったので、
同僚たちの念をもろに食らっていました。


毎日、自分の体に何かが積みあがっていくようで、
週末には、身動きがとれなくなるまで積み上がりました。
毎週末、近場で最も強力な神社に行って、リセットしてもらっていましたが、
それでも全ては取り切れず、徐々に積みあがって、とうとうおかしくなりました。


夫婦関係が悪かったことや、数カ月前に育休復帰したばかりで、
ものすごく忙しかったこともありましたが、
人の念をもらう性質をなんとかしないと、復職しても同じことの繰り返しになる、
と危機感を持っていました。

カウンセリングを中心とした治療を受け、ストレスを減らすために離婚し、復帰間近の頃です。
上司から「旅行にでも行って、リフレッシュしなさい」と言われていたので、
ひとりで日帰りで、京都の下鴨神社に行きました。


下鴨神社での不思議体験のエピソードはこちら


私にとって下鴨神社は非常に特別な場所で、「生まれ変わったんじゃないだろうか」と思うくらい、
訪れるたびに完全にリセットします。
本来の自分に戻り、自分軸を取り戻すことができる、私にとって母の子宮のような場所です。



完全にリフレッシュした帰り道、仕事帰りの人たちと電車に乗ったら、ものすごい勢いで、
周りの人たちの念が、私に入ってきました。
まるでまっさらなスポンジが泥水を吸うように、【疲れた・嫌なことがあった・明日仕事行きたくない…】という念が次々に入ります。


「これはまずい。完全にきれいになったのに、数時間後にこれでは意味がない」
とっさに、私と他の人との間に、結界を作らなければ!と感じました。
当時は結界の作り方など知らなかったので、自分の周りに透明な壁をイメージしました。
六角形の透明な箱に入っているイメージです。


透明な壁で、その場はなんとか過ごせましたが、集中してイメージを続けなければ消えてしまう、もろい壁でした。
確実に自分を守るために、もっと強固な壁が必要…どうしようかと考えていると、
ふと「いただいてきたお守りを首から下げたらどうか」とひらめきます。

そこで、胸の中心にお守りがくるように紐をつけ、首から下げてみました。


家の中にいる間は、何も感じませんでしたが、外に一歩出たら、黄色くて透明な球が全身を覆っていました。
まるで大きな黄色いシャボン玉です。
大きな黄色い球に包まれていれば、道行く人の念や、成仏できない存在にも見つかりません。
非常に快適でした。そして仕事に復帰して、元のように働くことができました。



お守りが作ってくれた大きな黄色い球に守られていると、職場で怒っている人がいても、
(あー、怒っているなぁ)と思うだけで、振り回されなくなりました。

表向きは感じよく振舞っているけど、本当は嫌悪感を抑えている、というような、
隠された感情にも気が付かなくなりました。



私がHSPという概念を知り、自己診断をしたのは、お守りを身に着けるようになったすぐ後です。
自己診断をして「過去の私は、チェックリストの多くの項目で該当していたが、今の私は違う」
と感じました。

もしかしたら私はHSPでもエンパスでもなく、ただ霊的な感受性が鋭くて、
目に見えない存在に見つかりやすい人、だったのかもしれません。
しかしHSPの人の話を見聞きしていると「過去の自分みたい」と思います。



そして今も境界線を作らずに、負の感情を持った人と関わると、大いに影響を受けます。
私の性質が変わったのではなく、境界線という私の守りが変わっただけのようです。


HSPやエンパシーで悩んでいる方は、自分の周りに強固な結界を作って、
他者との境界線を強めると、生きやすくなるかもしれません。



悩んでいる方のヒントになればと思い、書かせていただきました。



関連リンク
結界の張り方(自分に張る方法①)
結界の張り方(自分に張る方法②)
結界の張り方(自分に張る方法③)



あなたの毎日が、
今以上に素敵なものとなりますように。

光子でした。

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