こんにちは!占い師の光子です。
成功者の人たちを見て、自分はあんな風じゃない…と落ち込むことはありませんか?
自分は世の中のためになることをできているんだろうか、とか。
このことについて、思うことがあります。
私は国立の芸術系大学に行っていました。
ということは、私たちの学びのために税金を使っていただいていた、ということです。
私の入っていたゼミの教授は
「君たちひとりひとりにいったいどれだけの税金が使われていると思っているんだ。音楽家にならないやつはクズだ。生きてる価値がない」
みたいな、今考えたらアカハラとも思えることを何度も言っていました。
良くも悪くも、私は素直に「そうなんだー!!」と思ってしまうタイプなので、この教授の発言を真正面からまともに受け止めていました。
(そもそも大学の雰囲気が、学生を叱咤激励するとか、要所要所で競争社会であることをやたら意識させるお言葉がありました。きっと教授も悪気無く、叱咤激励の一環だったんでしょうけど…。)
とても特殊な環境で、みんな自分が高校生まで暮らしていた世界では、「自分が一番音楽(または美術)ができる」みたいな環境で生きて来てるんですね。
でも大学生になったら、自分よりできる人がごろごろいるんです。
受験をクリアできるのもほんの一握りの人なのに、その中で、社会に出ても結果を出せる人は、さらにほんの一握りなんだ、ということを思い知らされるんです。
(入学のオリエンテーションの時に、「みなさんはみなさんの友人を蹴落として、今ここにいます。そのことを肝に銘じてください」って副学部長さんだったかが言っていました。合格してウキウキの子たちが、みんな「しーん……」ってなりましたよ)
その環境にいて、大して音楽ができるわけではない私がどう行動したかと言うと…
サポートに回ることにしました!!!
1年生の前期で諦めました。
今考えると、諦めるのが早すぎたと思いますけど…
そもそもHSP兼エンパスの私には、競争社会は無理でした。
自分が攻撃されているんじゃなくても、影で悪口を言うとか、ソロコンサートを開く友人のチラシを破いてる人たちがいるとか…
自分のことじゃないのに、自分のことのように痛くて、もう耐えられない!!!!
ってなりました。
(もれなくメンタルも病みました。病んでる子すごく多かったです。あんなに向精神薬所持率が高い環境、他に見たことないです。)
そして当時付き合っていた彼氏(後の夫)がものすごく音楽ができる人なので、彼のサポートをする人として、余生を暮らすと決めました。
結局無理なことをしていたので、10数年後に離婚という形で、サポートを放棄するんですけどね。
なぜそこまでして、音楽に関わる人として生きていこうとしたのかと言うと…
教授の呪いの言葉、覚えていますか?
”君たちひとりひとりにいったいどれだけの税金が使われていると思っているんだ。音楽家にならないやつはクズだ。生きてる価値がない”
何度もこの言葉を言われた私の頭の中はこうでした。
音楽家になれない自分=価値がない
音楽を諦める=税金の無駄遣い=本当にごめんなさい。
音楽家のサポートをする自分=価値がある
!!!!これだよ!!!!!サポートだよ!!!!
こういう思考で、サポートにまわることに決めました。
単純に、価値がない存在や、罪悪感に苛まれことが嫌だったんですね。
そして二人でミュージシャンだと食べていけないかもしれないので、就職することにしました。就職率確か10%以下だったので、本当にマイノリティでした。
つ づ く 後編はこちら
あなたの毎日が
今以上に素敵なものとなりますように。
光子でした。
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