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日々のつれづれ

今いる世界が全てじゃない

こんにちは!占い師の光子です。


以前、息子のLD(学習障害)がわかったと、ブログに書き、年明けから継続して横について宿題を見てきたのですが、諸事情により、上の子(娘、小4)の勉強も見ることになりました。

その決断に至るまで、いろいろありまして、あっちこっちに奔走していたのですが、娘の勉強を始めてからというもの、本気で、本気で、時間がない!!

「あーブログ書いてないよぉ(T_T) 」
と思いながらも、子どもたちが学校から帰ってきてから、眠るまでの間、私が仕事や自分のために使える時間が本当になくなりました。

朝も勉強させるために早く起きるようになったので、私の眠気タイミングも早くなり…。


言い訳じみていて、書くべきじゃないかもと思いつつも…。
たくさんの方がブログを見に訪れてくださっているのに、忍びなくm(_ _)m

ブログは書けてないけど、生きてます!!!
(鑑定の日は、子どもたちに「ごめん!今日はムリ!」と言って時間を作っています。どうぞ、お気軽に!)


ところで、早くにLDに気がついて、支援にたどり着いた息子はというと、この2~3カ月で、飛躍的に伸びました。

伸びたのは、複合的な要因があってのことですが、ひとつは
「病院での支援プログラムがよかった」
他には
「今年の担任の先生が、ものすごく優しい上に、理解しようと歩み寄ってくれている。だけど要求レベル(合格点)は高い」
ということ。

それから、母親である私から
「あなたは大丈夫だし、この先も大丈夫だと思っている」
と彼に伝えたこと。
こんなことがあったと思います。


まず、病院ではどんなことをしていたかと言うと、一言で言うなら、認知能力を上げる訓練をしました。
例えば、点つなぎとか、絵さがしとか、一見遊んでいるように見えることをやりました。コグトレって言うらしいです。

他にも小さい「っ」が入る言葉などを、音節に分けて手を叩きながら言ってみる訓練とか。
「コップ」などが、「コプ」ではなく、間に入るものがあることを認識する練習ですね。

ひらがなの読み書きができるのが、通っていた病院の卒業ラインなので、まだ鏡文字を書いていることはありますが、息子は卒業しました。


この病院でのトレーニングが、どんな効果があったのか、その時はわからなかったのですが、最近になってから、
「病院に行ってから、漢字を書くのが楽しくなった」
と言いました。

「ええ?!そうなの?!」
と驚きつつ、なんだか最近、漢字の覚えがとても良い!!

先日生まれて初めて、国語のテストで表と裏も満点をとってきました!(永久保存だー!!)


そして担任の先生は、これまでLDの子をみたことは、なかったそうなのですが、昨年度中に2回行った面談内容を、教頭先生が事前によく伝えてくださったのもあって、理解しようとすごく努めてくれています。

個人面談で、
「板書が追いつかないのですが…板書を諦めて進んでもいいですか」
と恐る恐る聞いてくださって
「板書は捨ててください。書くことより理解できることを優先したいです」
とこちらからお願いしたことで、たぶん意気投合?!
(息子は目から入った情報を覚えておくのが苦手です。耳から入った情報は、覚えておけます)

私から紹介したLDのことを書いた絵本も、その後シリーズで購入してくださって、教室に置いてくれているとか…!!(息子談)

なのですが、漢字25問テストの仕上がりには妥協はない先生で、何度も何度も再テストを繰り返した結果、10回以上の再テストを経て、満点を取れました。
(一応、本人が嫌がるようになったら終わりにしてほしいと伝えていました。付き合ってくださった先生もすごい…!!)

一学期末の漢字25問テストでは、2回目の再テストで満点!!
いや、どうしたの?すごいじゃん!と私もとても驚いています。

以前、
「漢字が絵に見える」
と言っていたので、本人に今も漢字が絵に見えるのかと聞いてみたところ、
「最近は絵に見えない」
とのこと。
ほぇー!!人間の脳ってどうなってるんだろう…!不思議!!


それから、私から息子に伝えた「大丈夫だと思ってる」についてですね。

うちは上の子と下の子の特性が、ものすごく異なります。
下の子はLDで、読み書きに非常に苦戦しているというのに、上の子は、本大好き!本を読むのが超速い!先取り学習はさせていないものの、学校の勉強簡単すぎー。という子で
「毎日知ってることのオンパレードで、学校つまらない」
とも。

勉強面は、足して2で割ると、たぶんちょうどよかったかな…という二人です。

上の子は運動神経もすごくよくて、小さい頃はお転婆が過ぎるので、「中国雑技団ちゃん」と呼んでいました。
走るのも速いし、鉄棒も大好きで得意です。

息子はと言うと、逆上がりができないし、最近まで自転車に乗れなかったし、走るのも…そもそも走り方が不思議なので、スピードが出ません(^^;)


ここまで見ると、わかりやすく
「よくできるお姉ちゃんと、できない弟」
に見えますよね。

たぶん本人もそう気づいたのでしょう。
ある時から息子の上の子へのあたりが強くなっていました。

私はそれを見ていて、とても悲しかったのですが、私が子どもたちをどう見ていたかと言うと、続きがあります。


例えば、子どもと料理をする時に
「見ててね、こういうふうにやってね」
と言って見せると、その通りにできるのは息子です。

見たように、じゃがいもを切ったり、炒めたりできます。

娘はと言うと、見ただけではできなくて、理詰めで
「こうだからこう、だからこうやって」
と説明しないとうまくできません。

理解に落とし込む必要があるんですね。


それに音楽も、聴いた通りに歌うのは、息子の方が得意です。
娘はやっぱりここでも理詰め。
ソルフェージュを習得した今は、上手にできるようになりましたが、できない時は苦戦していました。

そしてメンタルの強さも、息子の方が上。
というか、息子はメンタル最強。

周りが見ていて悪口に思えることを言われても、
「悪口を言われたことはない!」
とはっきり言い切るメンタルの強さ。
人の懐に自然に入り込むのも、赤ちゃんの時から得意です。

もし、子どもたちが二人で会社をやるなら、息子が社長で、娘が補佐役をするのが、上手くいくだろうと思います。


と、こんな感じに、ただ適性が異なるだけなのです。

ただ、子どもたちが今通っている【学校】という場では、娘の方が評価されるのも事実。

でも、違う尺度だったら?
例えば、板前さんになるには、息子の方が向いているでしょう。

そして、もし文字がない社会だったらどうでしょう?
息子の特性は、全く問題になることはありません。

例えば、アイヌの人々は、文字がなかったぶん、ものすごい記憶力を持っていたそうですね。

もし、そういう社会に生まれていたら、息子は全く劣等感を感じることなく、彼の持てるもので評価されていたでしょう。


こんなことを息子に伝えつつ、
「今生きてる世界が全てじゃないし、今いる世界の尺度が絶対じゃないんだよ」
と、息子だけが学校を休んだある日に伝えたのです。

ついでに、
「そんなわけで、私はあなたは大丈夫だと思ってるし、大人になっても大丈夫だろうと思ってる」
とも。


それから、息子の目が変わりました。
半ばやさぐれボーイだったのが、以前のような素直な彼に。

お姉ちゃんにも以前のように優しく接するようになって、何事に取り組むにも、自身を持って、前向きに取り組むようになりました。


こんな、たった5分の会話で変わるのか、と驚きましたが、伝わってくれて、本当によかった(*^^*)

そして、このようなことは、たぶん大人にも言えるのだろうと思います。

今いるところが全てじゃない。
別の場所でなら、ありのままの自分でも輝ける、ですね!


ところで、勉強に対するモチベーションは、どう方向づけたかと言うと、
「将来お寿司屋さんになったとするでしょ。
 それで、市場で美味しそうなイサキを仕入れてきたとするじゃない?
 なのに大将が【イサキ】って書けなかったらどうよ?
 【イサキ】って書ける?」
と伝えてみました。

ちなみに「サ」は怪しいです。
「サザエさん」書けないだろうな…


お寿司屋さんになりたい息子には効果的だったようで、俄然やる気に(*^^*)

息子くん、美味しいお寿司、将来食べさせてね!



あなたの毎日が
今以上に素敵なものとなりますように。

光子でした。

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