こんにちは!占い師の光子です。
一昨日4月1日は、たくさんの新入社員のみなさんの、初仕事の日だったと思います。
そんな最中、我が妹は就職活動中。
ノリノリで就活していた妹ですが、疲れが出てきたのか、
「みんな同じ格好して、心にもないことを言うことに疲れた」
とこぼしていました。
一昨日はイベント後、妹と就活や働くことについてひとしきり話し合いました。
今回は、占い師というより、ひとりの大人として、働くこと、就職することについて思うことを書きます。
妹は、
「みんなで同じ格好して、いい子ちゃんのフリをして、上っ面なことを話すのに嫌気がさしてきた」
「本当に心から理念に感動できた会社がひとつしか見つからない」
「高学歴の大学を卒業して、有名企業に就職して、こんな素敵なところにご飯に行って…っていうキラキラアピールなインスタばっかり友だちが上げてて、自分もそうならなきゃ価値がないのかなって気持ちになる」
と話していました。
「同調圧力のない外国に行きたい」
とも。
まず私たちが就活していた頃と比べても、年々就活生のファッションという形のパッケージングが、どんどん厳しくなっているように感じます。
でもですね、パッケージングを維持しなきゃいけないのって、たかだか就職して1年くらいだな、と私は感じます。(大人のみなさん、どうお感じですか?)
その先は、業種にもよるでしょうが、割合好きな恰好ができたように思いませんか?
そしてキラキラアピールや、持ちなれないお金を派手に使うことについては、30代にもなると、虚しさを感じるようになる人が、多いんじゃないかな?と思います。
だからこそ、
「私らしく」「私って何?」
ということを模索する、30代40代をターゲットにした、自己啓発系や心理系ビジネスがたくさんあるのだと思うのです。
それから「心から理念に感動できた会社」があるなら、ご縁があるならそこに就職すればいいんじゃない?と話しました。
ホワイトかどうかは大切かと思いますが、その会社が有名かどうかとか、上場企業かどうかは、価値観にもよりますが、そんなに重要じゃないんじゃないかと思うのです。
この会社いい!!ここで働きたい!!という想いがあれば、それこそが面接の時にも素直に話せることになりますしね!
ここで、私自身がどんな就活をしたのか、を書きますね。
私は出身が芸術系大学で、大学卒業後就職するのは、音楽学部の1割弱、美術学部の3割程度でした。そもそも大学から学生への就活に対するサポートは、ほぼない大学でした。
時代は、ちょうどリーマンショックの直後。前年までとは異なって、就活が大変な年です。時代背景も相まってか、エントリーシートは、音楽系の企業や財団しか通りませんでした。
その上、当時は母が癌で闘病中。余命宣告も受けていたので、母を安心させるために、絶対に正社員で就職すると決めていました。
ところが「もうここを落ちたら他はない」という最終面接で
「うちはみんな最初は契約社員で採ってるんだよね。契約社員だったら採用するけど、どう?みんな3年後に正社員になるよ」
と言われます。
3年後…母はきっと生きていません。迷った私は
「正社員でないなら辞退します」
と最後の1社を辞退しました。
あーーーーーー!!!!!どうするんだーーーーーー!!!!!
ってなりましたよ(^^;
母には
「就活がうまくいかなかったら、大学卒業したら、料理とか製菓の専門学校に行っていいわよ」
と言ってもらっていました。
(今考えると、母めっちゃ優しい…!!)
母の言葉はありがたい、けれどそれじゃ私が学生のうちに母が…
そんな時、小学校で図書のパートの仕事をしていた母から
「学校には事務の人がいてね、いつも手伝ってくれるの。光子に向いてるかもよ?」
と助言を受けました。
調べたら3日後に説明会、1か月後に1次試験でした。これはもう行くしかない!!と説明会に行き、受験を決めます。
公務員試験に急遽シフトして、他にも地方自治体を受けました。試験までの1カ月は、1日9時間以上勉強しました。
当時、個別指導塾でバイトをしていたこともあり、私の周りにもいろんな教科が得意な大学生がたくさんいたんですね。
1カ月間、数学はこの人、倫理はこの人、物理はこの人、と何人もの人に、わからないところを教えてもらいました。
1次試験では、教えてもらったそのままの、倫理の問題が出ました。教えてもらっていなかったら絶対にできていません。
そんなラッキーを感じながら、その後、小論文やグループセッション、面接と続き、無事に採用となり就職しました。
ところで、就活前半戦の、企業や財団の面接を受けていた時、とってつけたような心にもないことを話しているようで、違和感がありました。
「会社の業績を上げるために働く」
ということに価値を見出せなかったので、どこの会社を見ても、ピンとこなかったのです。
漠然と、
「みんなが幸せになるために働きたい」
と思っていたので、公共の利益のために働く公務員は、性に合っていたのだと思います。面接でも、心から思っていることを、ただ素直に話せばよいだけでした。
そして自分の面接の経験から感じたのは、
「面接官も人間だから、一緒に働きたい人を探しているだけだ」
ということでした。
だから、素晴らしく整ったプレゼンテーションができることよりも、コミュニケーションが成り立つことの方が大切なんじゃないか、と思っています。
そんな私の経験から、心から理念に感動できた会社があるなら、そこに就職するのが、会社にとっても本人にとっても、最も幸せだろう、と思うのです。
(お仕事編につづく)
あなたの毎日が
今以上に素敵なものとなりますように。
光子でした。
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