こんにちは。占い師の光子です。
タロットなどメッセージを表すカードは、ごちゃまぜに混ぜた中から偶然引かれた1枚にすぎません。しかし不思議なことに、状況が変わらなければ、どれだけ時間が経って引き直しても、何度でも同じポジションに同じカードが出るのです。
そんな不思議なタロットのメッセージ、いったいどこから来るのでしょう?
その1はこちら
その2はこちら
その2の最後に、その3では表題の疑問に対する私の考えを書くと、書きました。
ところで本題に入る前に、あなたに質問があります。
夢の中で「自分のことを違う視点から見ている」という経験はありませんか?
夢を見ているあなた自身は、夢の中で行動している自分とは別の視点にいて、自分の行動や言動を見守っている。
夢を見ているあなたと、夢の中の主人公のあなた、2人のあなたが同時に存在している状態です。
この状態の時、行動している自分が本心ではどんな気持ちを持っているとか、今見ている場面より過去の場面では何が起きていたのか、などを知っていますよね?
行動している自分の行いや発言が愚かに思えたり、もっとこんなふうにしたらいいのにと考えていませんか?
そしてこのまま行くと、この先がどうなるのかもわかりますよね?
夢の中で体験する「自分のことを違う視点から見ている」ということが、まさにタロットで占った時に起きていることだと、私は考えています。
正しくは、視点が夢の中とは逆なのです。夢の中ではあなたは俯瞰して見ている立場。そして起きている時は、主人公として行動している立場です。
夢の中の主人公のあなたが、見守っているあなたの存在に気がつかないように、起きている時に、何者かに見守られていることに、気がついていないだけなのではないか。
そして起きている間のことを、見守っている存在にはどのように見えているのかを知る手段が、タロットではないかと考えています。
ということで、私の考えは「自分を俯瞰して見ている存在が教えてくれる」なので、「高次の自分が教えてくれる」という師匠の考えに近いものだと言えるでしょう。
しかし、私は見守っている存在が何であるかは特定していません。
本当に高次の自己がいるのかもしれないし、違うのかもしれません。
高次の自己か、神様か、ご先祖様か、もっと違う存在か…
わかりませんが、何かしらの存在に常に見守られているのだろう、と結論付けています。
タロットを引くと、過去や現在・未来、本当の心の内や障害となっているもの、周りの環境など、様々な情報を得られます。
このように書くと、摩訶不思議なことを言っているようですが、夢の中で自分を俯瞰して見ている時のことを思えば、自然なことに思えませんか?
夢の中で体験したことがある感覚だからこそ、起きて行動している間も、そんなことが起きていても不思議ではないと思えてきませんか?
タロットを引くたびに思うのですが、スプレッドの最後に引くアドバイスカードは、毎回愛に満ちているんです。
現在・過去・障害などが、どんなに痛々しいメッセージでも、アドバイスカードは「こうしたらいいよ」「このことに気がついて」と必ずブレイクスルーをくれます。
夢の中で主人公のあなたを見ている時、「このままいくとこうなる」という不確定の未来を変える方法を、あなたは知っていますよね?
同じように現状へのブレイクスルー、タロットで見つけてみませんか。
あなたの毎日が、今以上に素敵なものとなりますように。
光子でした。
おまけ
夢の中で体験する、自分が二人いる状態が、目覚めている時も起こっているのではないか、と気がついたのは、実際に自分を俯瞰して見ている夢から覚めた時でした。
俯瞰して見ている夢の最中、私はいつも自分にツッコミを入れまくっていますw
目覚めている今現在も、気がつかないだけで、つっこまれているのかもしれませんね。