こんにちは!占い師の光子です。
私が普段、鑑定で使っているSinsō Card 。
こちらを英語に翻訳していましたが、このほどひと段落つきました。
ご覧のとおり、Sinsō Cardは漢字のカードです。
現代使っている漢字の意味も、それなりに使うのですが、大切なのは漢字の成り立ち。
そんなカードです。
漢字の祖である甲骨文字を作った、殷の人の知恵。
その知恵を現代に活かさせてもらうカード、というイメージです。
例えば「決」の漢字は、さんずいは水や川を、
右側は、川の堤防を壊す道具、として描かれています。(成り立ちは諸説あります)
ということは「決」というのは、堤防を壊して川の流れを変えることを表しています。
川の流れを変えると、畑に水が引けますね。
そういうわけで堤防を壊すのですが、同時に洪水のリスクもあります。
特に、大きな川の場合は、リスクは更に大きく、危険も大きくなりますね。
それでも「やる!」と決めて堤防を壊してうまくいったら、畑の実りもたくさん増えるでしょう。
とっても悩ましいですね。
同じように「決める」という行為には、リスクが伴います。
タロットの世界では、水を感情と解釈するので、川を感情と読み替えられます。
要するに、気持ちが大きいことほど、決めるのもリスクが大きくて怖いものだ、ということがわかります。
このカードが出るのは、決断するべき時です。
でも、このカードが出ているということは、決断したい気持ちはあるけど、怖い気持ちも抱えている、ということがわかります。
タロットには、このような世界観のカードはありません。
タロットとSinsō Card、両者には似たカードはあっても、若干違います。
そして「決」のように、古代人がとらえた本質を教えてくれているカードが、たくさんあるのです。
このカード
「漢字文化圏以外の方にも、紹介したい!」
と思い立ったのは、今年の2月。
ブラッドパッチの術後の、安静状態の時でした。
スマホを持ち上げても腰が痛いし、ほぼ寝たきり。
そんな何にもできない状態の時に、ひらめきました。
全部で75枚あるSinsō Card 。
英語にするのが簡単なカードもありますが、中にはそもそも英語には概念がないカードもあります。
思い立って着手したものの、あまりにも大変で一時は諦めました。
それでもやろうと思ったのは、今年の6月。
今度はひとりでやらずに、人の力を借りることに。
日・英・スペイン語が話せる、翻訳を仕事にしている従弟がいるのですが、
彼に手伝ってもらうことにしました。
Zoomで毎週約2時間、私の思い付きに付き合ってくれました。
日本人なら詳細に言葉にできなくても、漢字を見れば、なんとなくの意味がわかります。
しかし漢字文化圏ではない人には、詳細に説明できなければ伝わりません。
この3カ月は、本当にSinsō Card と向き合う日々で、カードの1枚1枚の理解も深まりました。
結果的に日本語での鑑定にも、とてもプラスになりました。
この3カ月の間に、占い師としても成長したのか、
最初の方に訳したカードは言葉が足りないように思えて、まだ見直しをしています。
それでも、ひと段落!!
そしてこのSinsō Card を使って、近日中に英語での鑑定をはじめます。
ホームページを英語対応にするなど、準備ができ次第ですね。
一度は諦めましたが、やっぱりやろうと思ったら、できました。
うれしいいいい(>_<)
諦めなければ、きっとなんでもできる!!!
あなたの毎日が
今以上に素敵なものとなりますように。
光子でした。