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タロット

頭を使って判断するカード  ~判断基準シリーズ①~

こんにちは!占い師の光子です。



大アルカナ22枚は、それぞれ別の意味を持った22枚ですが、その中で似たカードというのはあります。

例えば能動的なカードと、受動的なカード。
それから何かを判断する時の、判断基準について教えてくれているカードもあります。

タロット判断基準シリーズと称して、判断基準を教えてくれる3枚を紹介します。




初めに、大アルカナ22枚のグループ分けとして、

思考・感情・(体)感覚

の3つのグループがあります。



言い換えれば、
思考  → 「頭を使う」
感情  → 「心を使う」
(体)感覚 → 「体を使う」
            です。

余談ですが、ここに「直感」を加えると、ユング心理学のタイプ論と同じだな、といつも思います。(タロットがユング派を踏襲したのかと思います)




そして判断基準を教えてくれる3枚は、3つのグループに1枚ずつ属します。
それぞれが

「思考で判断するカード」
「感情で判断するカード」
「体の感覚で判断するカード」
              です。



「思考・感情・(体)感覚」と言われて、最もイメージしやすいのは「思考」かと思いますので、
「思考で判断するカード【正義】」
について最初に書きます。

【正義】です。
左手に持った天秤ではかり、その結果右手の剣で裁く、という絵です。ジャスティス!!


【正義】のカードは一言で言うと、

「あなたにとって本当に価値があることは何ですか?」

と問うているカードです。
このカードが出た時には、自分にとって価値があることは何か、頭で考えなければなりません。


頭を使うのは、多くの現代人が得意ですね。
簡単そうですよね?

でもここで大切なのは、ただ頭で
「あれがあーして、そーするとこうなるだろうから、じゃあ〇〇して」
と考えるのとは違う、ということです。



例えば、転職を例に挙げましょう。
今の仕事と、新しく就こうかなと考えている仕事、
相違点がいろいろありますね。

どちらの仕事がいいか、本当に転職するべきか考える時、こんなことを考えると思いませんか?

お給料・就業時間・残業の多さ・休暇の取りやすさ
などなど…

数値化できたり、データとして目に見えてわかることですね。

これだけを考えたら、
「労働時間ができるだけ短くて、もらえるお金が多い仕事が良い仕事」
と簡単に判断できます。



しかし【正義】のカードの世界観では、
目に見える、現実的な条件だけでなく、

やりがい・自分を活かせるか・わくわくできるか
などなど…

目に見えない条件まで含めて、考えることを求められています。



〈現実的なこと〉〈目に見えないこと〉

両方をふくめて考えた時に、どちらの方が自分にとって価値が高いのかを判断しなさい

と教えてくれています。


ということは
「転職すると労働時間が増えて、収入は減るのに…」と周りから言われても、

転職する本人が、
「自分にとってこちらの方が価値が高い」
と納得できればOKということです。





ところで【正義】がリバースで出た時は、
「自分にとって何が価値が高いか判断できてない」
(そのために結果的に損してるよ)と教えてくれています。


例えば、病気で立てなくなる前の私の状態が、正義のリバースです。

フルタイムワークのシングルマザーで、常にやるべきことをやっているか、気絶するように寝てるかのどちらかだったんですね。
(11歳から今の病気の症状があったので、潜在的にすでに病気で、元気な人よりも体力がなかった、という前提はあります)

翌日に積み残したくないので、気絶から目覚めた夜中に、やり残した家事を片づける生活です。
仕事・家事・育児をひとりでこなす私の状態を、友人が「休憩所なしのトライアスロン」と言っていました。


いつも
「この生活を続けていたら死ぬか、病気になるな」
と思っていたのですが、生活を変えることができませんでした。
それは、目に見えるもの、お金を中心に生活していたからです。

もっと時間に余裕のある仕事に転職しようか、と何度も考えましたが、先々のお金のことを考えると、踏み出せませんでした。
そして結果的に、健康を失うという大損をしました。


『人間万事塞翁が馬』と言う言葉もあるので、長い目で見れば、病気になったことは損ではなく、ラッキーかもしれませんが、短期的に見ると損ですよね。



このように目に見えるものだけ、もしくは、
目に見えないものだけで判断している状態が、
【正義】のリバースです。


タロット判断基準シリーズ② につづく





あなたの毎日が
今以上に素敵なものとなりますように。

光子でした。

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