こんにちは！占い師の光子です。
離婚して５年以上経って、すっかり傷は癒えたと思っていたのですが、
「婚姻中に何があって、何が怖かったのか」
を語っている夢を見ました。
夢の最初は、私は以前の職場にいて、当時の同僚（超可愛いと思っていた人！名前忘れたけど(^^;) ）と話しているところでした。
夢の中で、彼女は旦那さんの都合で、休職することが決まっていて、それについて話しているのですが、話を聞くと、どうもかなりモラハラっぽい旦那さん。
大丈夫かいなと思いつつ、彼女は前向きに頑張るつもりのようなので、
「こんなふうにしてみるのもありかもね！」
なんて話をしていました。
そこから、いつの間にか、ドキュメンタリー番組？で、婚姻中に私がした体験について、話しているという場面になっていました。
そして、横には、新しい夫になる予定の人がいて、
「えー！そんなことがあったの！？」
といちいち驚いている、という夢でした。
夢の中では、実際のできごとよりもひどくて、
「金属バットで殴られても大丈夫なように、ふかふかのマットレスの下で寝ていた」
という話が出てきたのですが、夢を見ている私は
「いや、盛りすぎやろ。そんなことなかったわ！」
と自らを呆れて見ていました。
これまで友人たちに、どうして別れたのかを話す時、深刻にならないよう、軽く、笑えるように話してきて、それでいいと思ってきたのですが、夢の中の私は、何があったかを番組の中で話したことで、やっと癒されていたんですね。
それを見て、
「あぁ、一回ちゃんと話した方がいいのかな」
と思ったのですが、改めて誰かにする話でもなし。
そもそも何があったかなんて、普段忘れちゃってるし。
何もなかったかのように、元夫とも会えているし。
でもこれらは、私の顕在意識（自分で認識できる意識）でのことで、潜在意識（自分では認識しずらい意識）では、たぶんまだ、深く、深く傷ついているのでしょう。
だから、そんな夢を見るんだろうし、そして今この文章を書きながら、心がぞわぞわもざもざ、とても気持ち悪い。
そんなわけで、一度自分の中から清算するためにも、何があったのか、書いてみようと思います。
誰が読むんじゃい！とは思いつつ、本当に、誰かに改めてする話でもないので(^^;)
以前、共依存の話を書いた時に、元夫にアルコールの問題があったことを書きました。
嫌だったことはいろいろあったのですが、究極的には彼のアルコールの問題に怯えていました。
産後に子どもに嫉妬して嫌とか、生活時間帯が合わないとかもあったのですが、そんなのは、今思えば大したことはなかったですね。
あー、思い出したくないー………
彼がアルコールに溺れるまでの経緯は、過去に書いたので、本当に困っていたことだけに焦点を当てると、
「酔って帰ってくると、目が座っている」
「しかも、酔っていた間のことを覚えていない」
というのが始まりでした。
見るからにやばそうな人が、散々暴言を吐き、突拍子もない行動をし（服のままお風呂に入るとか）、しかもそれらを全部覚えていない。
忘れ物をしてくるとかもありましたが、そんなのは「勝手にせえ」ということで、見逃しちゃうとしても、正直、獰猛な動物が帰ってくるのと同じなので、本当に嫌でした。
しかも保育園の送りは彼の役目になっていたのに、保育園に出かける30分前にやっと帰ってきたと思ったら、獰猛な動物状態。
「こんな人に保育園に行かせられない」
ということで、度々私が送って行っていました。
そして酔いが覚めた彼は、
「昨日は本当にごめんなさい」
と一生懸命謝る、という繰り返しでした。
転機になったのは、酔った彼に壁に叩きつけられて、アザができた時からです。
夜中に、酔って帰ってきた獰猛動物を、叱責しました。
そういえば、酔いを覚ますために、私が水をかけたんだったかも。
そうしたらものすごい勢いで、壁に叩きつけられたんですね。
あーっと、ここのところ、あまりちゃんと覚えてないですね。
どんな感じだったのか、詳細に思い出せません。
たぶん、怖かったから、忘れることで身を守っているのでしょう。
その後、どうなって、どうやって眠ったのかも、全然思い出せないです。
翌朝、アザになっていました。
アザにはなっていたけど、仕事だったので、普通に保育園に送って、普通に仕事に行きました。
服で隠れるところだったので、たぶんそのまま、なんでもないこととしたんですね。
当時「壁ドン」という言葉が流行っていたので、「楽しくない壁ドン」と友人たちには話していました。
言い感じに、笑いがとれるでしょ？
友人たちは本気で心配していたのですが
「えー、大丈夫だよ。めっちゃ腹立ったけど」
と軽く話していました。
離婚することを親友ちゃん４人に話した時には、この時のことがあったからか
「うん、それがいいと思う。がんばったね」
とねぎらってくれました。
軽い関係性の人たちは、離婚を否定的なものと受け取っていましたが、私にとっては、本当に前向きな、自分と子どもたちが自由になるための離婚でした。
脱線しましたが、友人には軽く話していましたし、自分でも大したことないとずっと思ってきましたが、今、壁ドンのこと書きながら、泣いていました。
そんなに傷ついてたんか、自分…。
それからは、獰猛動物が帰ってくるのが怖くて。
酔った彼と鉢合わせないように、お風呂に逃げ込んだり、眠ったふりをしたり（本当はビビってるから起きていた）、危機回避をしていました。
もちろん彼は、翌朝謝るんですけどね。
もう、知らんがな、ですよ。
ところで、
「そういえば、以前共依存について書いた時に、壁ドンのことは書いたのかな？」
と、過去のブログを見返してみたら、全く書いていませんでした。
たぶん、その時点ではまだ消化できていなくて、書けなかったか、無意識のうちに避けたのでしょう。
これまで壁ドンのことを、誰かに真剣に、
「痛くて、怖かったこと」
として話したことはありません。
そんなに深刻なことだと、自分でも思っておらず、それは【正常性バイアス】が働いていたからかもしれないですし、普段は都合よく、忘れてしまえているからかもしれません。
離婚前後にカウンセリングに通っていたので、たぶんカウンセラーさんには話したのでしょうが、その時にも、軽い話として話してしまったように思います。
ところで、件の夢を見たのは２日前の朝方のことで、このブログ前半（「知らんがな」あたりまで）は、2日前の起き抜けに、寝起きの頭でだだだーっと打ち込んだのですが、朝から嫌な記憶を取り出してしまったせいで、その日は一日中絶不調。
気がつくとぼーっとしていました。
翌日（今日から見ると昨日）も、落ち込みがひどくて、ぼーっとするか、何もしたくないか、イライラするかで、自分で自分が嫌になるほどでした。
嫌だった記憶を書き出すことで、何をしたのか。
それは【潜在意識にある、負の記憶を取り出して認識する作業】です。
これをすると結構しんどいし、凹むであろうことは、予想していました。
というのも、カウンセリングで辛かったことを話したり、カードを使った鑑定でいろんなことを思い出していくと、こういうことはよく起きるからです。
本当は存在したこと、顕在意識からは忘れ去られたけど、潜在意識の中には歴然と残っている実際にあったことは、その後も実生活の中で大きな影響を及ぼします。
簡単に言えば、トラウマですね。
そこまでではなかったとしても、潜在意識の中にあるもの、そしてその中でも強調されたようになってしまっているものは、自分の行動や選択、ものの見方を方向付けます。
「潜在意識に踊らされてしまう」とも言えます。
※潜在意識の中にあるものは、過去から現在に至るまで実際にあったことなので、良し悪しに関わらず、何かがなくなったりはしません。
「潜在意識を書き換える」という言い方を、一般的にしますが、書き換えているというより、強調されてアンバランスになっているものを整えたり、他の肯定的なものが強調された状態にする、というのが、正しいと私は考えます。だから「強調されている」としました。
でもだからこそ、潜在意識の中に悪い状態のまま放置されているものがあるのなら、一度取り出して、整理して、手放してみる必要があるのです。
【話す】は、【放す】でもありますからね。
今回は私は、話す相手がいなかったから、【書く】を選びました。
ところで、激凹みをした後、どうやってブログの続きが書けるところまで回復したのかというと、
「もう、こんな日は自分を甘やかそう」
とハーゲンダッツと、なぜか飲みたくなった甘酒を買いました。
夜ご飯も、子どもの好みをまるっきり無視して、自分が食べたいものを作りました。
そして、食べたかったご飯を食べ、甘酒を飲んだら、あら不思議。
ご飯時には、どろっとやる気のないナマズのような顔（をしてたであろう）のに、食器を片づけ終わった頃には、ずいぶん元気になっていました。
甘酒パワーかな？？
そして寝る頃には、するするするーっと、続きが書けてしまったのです。
（寝る前に書きたくなったことは、メモ程度にノートに書いています。パソコン開くと眠れなくなりますからね）
ある意味厄落としと言うか、取り出しちゃった嫌なことの整理が終わったのでしょう。
突然、いくつか気がつきました。
それには、まず思い出したことがあって、離婚から半年くらいの頃に、付き合っていたわけでもなく、いきなりプロポーズされました。
かなり面食らった私は
「あなた、いきなり二人の子どものお父さんになれるの？」
と聞いたのです。
その彼は５秒くらい考えて
「なれる！！」
と答えたのですが、そのお返事の速さで
「この人は私と答えを出すプロセスが違い過ぎる。こんなに早く結論が出せることじゃないことを、私は聞いたはず」
と、お断りすることを決めました。
お断りって言うか…後日はっきり断ったけど、正直どの程度本気だったのかは謎です。
「それ、私に聞くことかな？」という質問（話す口実？）がよくある人だなとか、視線を感じると見られてることがたまにあるなとは、思ってたけど…
ただの同僚だと思って、完全に油断してました。
とまぁ、藪から棒だったことと、答えを出すまでが浅くて短すぎるから、深い関係を築きたくなかったんだと思っていたのですが、
「そもそも相手が誰でも無理だったんだ」
と、気づいたのです。
というのも、誰かと深い関係を築いていくよりも、【単純に身を守ること】に私は必死だったんですね。
そしてそれは、夢を見て、書き出して、手放して回復した時まで、ずっと続いていたのだと気づきました。
家の中には、子どもたちと私の3人だけ。
この中に、私たちを攻撃したり怖い思いをさせる人はおらず、とても安心していられる。
この安心、安全が揺らぐ可能性のある存在は、いない方が好都合だったんです。
好都合だったのは、私の潜在意識での話です。
痛くて怖かった記憶を、ひっそりと抱えていた私の潜在意識は、
「安全が揺らぐ可能性がある存在（大人の他者）を、介入させない」
と密かに決めていたのでしょう。
だから顕在意識で、どんなふうに思っていたとしても、潜在意識は
「いない方がいい」
という結論を出して、私の顕在意識とは裏腹に
「恋愛はうまくいかない、しない」
という結果を導いていたのです。
「さみしくないの？」
と聞く人が、たまにいましたが、さみしい、さみしくない以前に、生存の安定性の方が、ずっと大切ですからね。
（さみしいなんて聞いてくるのは、口説き目的の男だけですよ！女子のみんな、すごく大事だから覚えておいてね！友達と本命の椅子に座らせてくれる男は、絶対にそんなこと聞かないよ！！）
しかも、かーちゃんですから。
自分は死んでも子は守ろうという母熊は、群れることより自力でエサを取りに行くことで、身を守りたかったんでしょう。
神様から
『自分のことはいいのか？』
と問われても、濁してスルーを決め込んでいたのは、単純にこのためだったのです。
そうなると、お正月に神様がおっしゃった
『恋愛以外はよくやってるわ』
というお言葉の中には、
『いい加減、傷を癒しなさい』
という、今回の夢からの一連のことが、含まれていたのだとわかります。
そして神様からのご指摘のことを書いたブログは、ひたすら私の顕在意識の話だったことも、いつまでも書けなかった理由も、なんとなく見えてくるようです。
「好きだけど、付き合いたいと思えない」
って思ってたのは、単純に、潜在意識が痛みと恐怖を手放せていなかったからだけ。
「好き」は顕在意識、「付き合いたいと思えない」のは潜在意識の要望だったのです。
いや、めっちゃ失礼だな私。
めちゃんこいい人だったし、めっちゃ優しかったのにね。
とはいえ、潜在意識がこの状態では、絶対にうまくいくわけなかったですね。
付き合いルート全力回避、を免れたとしても
「怖い怖い」
って、思ってるんだから。
だからこそ、優しくてたぐいまれな安心感をくれる彼が、好きだったとも言えますけどね。
（すみません、脱線しました。こちらのブログをどうぞ。）
あーもう、自分が恥ずかしい。
正確には、自分の顕在意識の勘違いっぷりと、潜在意識の混乱っぷりと身勝手さが、恥ずかしいです(;_:)
そのくらい、自分の意識はいい加減で、コントロールしずらいってことでもありますね。
ところで、夢に従ってわだかまりをすっかり捨てた私が、どうなったかというと、潜在意識の中のことなので、正直わからないのですが、今日は男の人にも、女の人に向けるのと、同じくらい温かい気持ちを持てた気がします。
怖くなくなったのかな。
そうしたらなんだか、電車では２回も、男の人が席を譲ってくれたり（ヘルプマークつけてるから）、偶発的にクッキーもらっちゃったり、他にも、世界中の男の人が私に優しいんじゃないか？ってくらい、ありがたいこと目白押しでした。
潜在意識すごいな。
たぶん明日からも、男の人は優しい。
（本当は今までも優しかったのを、私の潜在意識が勘違い）
あなたの毎日が
今以上に素敵なものとなりますように。
光子でした。