こんにちは!占い師の光子です。
【今日という奇跡】の続きです。
(今日という奇跡は、『神様と作った四神タロット』の中のカードの名称です。詳しくは、前々回の記事をどうぞ)
普段の私は、精神的に「凪」なことが多く、ふさぎ込んだ気持ちになったり、何かに腹を立てていることは、ほとんどありません。
(昔は全然そうじゃなかったんですけどね!)
ところが先日、なぜかとても腹立たしくて、どうしようもなくくさくさした気持ちだったことがありました。
奇しくも、対面鑑定の翌日だったので、神社に行く日です。
神様大好きっ子の私に珍しく、神社に行くことすら腹が立ってきて、何もかもにムカついていたのです。
ブチ切れそうな気分のまま、いつもの神社へ。
御神前ではいつも、
「今日も来られたこと=今日も生きていて、来られるくらい健康で、時間的にも経済的にも余裕があること」
を筆頭に、感謝申し上げるのですが、なんだかもう、そんなことを心から思えるような純粋な気持ちはどこにもなかったのです。
とある摂社の御神前でブーたれていると、いつもは話しかけてくださらない神様にも関わらず
『どうしたの?』
と声をかけてくださいました。
ちょっと驚いたのですが、そのくらい、私の状態がどうかしていたのでしょう。
いつも話しかけてくださる神様の前へ行くと、
『なんでそんなになってるの?』
と聞いてくださったので、思わず
「だって〇〇だし、△△だし、◇◇だし」
と普段は何とも感じないような不平不満が次々に湧いてきて、涙が溢れそうになりました。
神様に聞いていただいているうちに、心が軽くなってきて、気づくとニコニコはしていないものの、腹立たしくもなくなりました。
本殿や、他の摂末社をお参りするうちに、だんだんと落ち着いて、帰るころにはすっかりいつもの私に戻っていました。
声をかけてくださった神様や、話を聞いてくださった神様に、大変申し訳なく、そして恥ずかしくなりながら、お詫びと感謝を申し上げてから、帰路につきました。
「何であんな気分だったんだろーう?」
と不思議に思いながら帰ったのですが、その前1週間くらい、大勢の人がいるところに行ったり、一度にたくさんの人に会う機会が多くて、影響を受けたのかな?というあいまいな答えしか見つけられませんでした。
翌日、妹から
「いつもは(渋谷の)スクランブル交差点を渡って、歩いて帰るんだけど」
とLINEが来ました。
そしてこう続きます。
「なぜか昨日は『あ、電車で帰ろう!』と思って、電車に乗ったの。ちょうど電車に乗った頃、外ですごい救急車とかパトカーの音がしてたんだ」
「今、職場でニュース見て震えてる」
と、ニュースのリンクも一緒に送られてきました。
そう、彼女はいつもの通り、歩いて帰っていたら、事故に遭っていたかもしれなかったのです。
私は思わず叫びました。
私より遥かに若い妹が、私より前に命を落とすかもしれなかったこと。
そんなことは普段、頭ではわかっていても、起こり得ることだと想定していることではありません。
実は先日、がんかもしれなかったのも妹で、紹介状を持って訪ねた、専門医の先生がよく調べてくれた結果、白血病ではなかったのですが…。
専門医の先生も、持ち込んだ検査結果からは
「白血病かな?って思いました」
とのこと。
そりゃ、震えあがりましたよ…。
勘が良かったから、回避できたのは、その通りなのですが、じゃあ【勘の良さ】って、何だろうと思った時に、ひとえにその人の能力、というものでもないと、私は思うのですね。
だから、
「人の信心に口出しするのは、気が引けるけど」
と前置きをした上で、
「お墓参りとか行ってきたら?守ってもらってると思うよ?」
と思わず勧めてしまいました。
(勘の良さは似てるのに、信心深さは全く異なる姉妹なのです)
でも、思い返せば今回のことは、私への教訓でもあったのです。
くさくさした気持ちを、人からの影響か?としか気づけなかった私ですが、その実、このところものすごく忙しく、日々に忙殺されて、
「当たり前のことがありがたいことだ」
という気持ちも
「自分はちゃんとやってきた」
という気持ちも、見失っていたのです。
「今日も生きていて、目が覚めて、家族も同じく健康である」
その当たり前のことが、奇跡であると素直に思える気持ちを、すっかり見失っていたのでした。
あー、思い出してよかった、と本当に思いました…(;_:)
ちょっと怖い話を、失礼しましたm(_ _)m
あなたの毎日が
今以上に素敵なものとなりますように。
光子でした。
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当たり前の奇跡に気づいた、ちょっと怖かった話
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