こんにちは!占い師の光子です。
私には、とても苦手なことがあります。
それは表題の「断ること、Noと言うこと」です。
基本的にHSPの人は、他者評価を基準に生きているので、
「他者が自分をどう感じるか?どう思うのか?」
を軸に生きます。
そのため、多少「嫌だな」と思っても、笑顔で感じ良く応対し、許容できることは受け入れてしまいます。
八方美人的とも言えるでしょう。
それでも、どうしても受け入れがたいところまで、相手が踏み込んでくる時がありますね。
そうなるとどうなるかと言うと…
私の場合、突然ものすごくはっきりと
「あなた間違ってる」
と伝えるか、相手をぶったぎる行動に出ます。
相手からしてみたら、それまで100%受け入れてくれていたのに、突然0%しか受け入れてもらえなくなる、という感じでしょうか。
「え、昨日まで受け入れてくれてたのに、一体どうしちゃったの?」
と、きっと思われるかもしれません。
こんなこと、あなたには思い当たる節はありませんか?
私は、思い当たること山のごとしです…
昔よりはマシになったと思っていたものの、
「この人とは絶対にデートに行かない」
と結論付けてる人が、はっきり言わずともフェードアウトしてくれるのを待っていたり、連絡先を教えるほどの関係性じゃない人にNoと言えなかったり…
「あれ、私やっぱりNoって言えてない」
と、自分の在り方を反省する機会が、最近度々ありました。
これって
「不快なテリトリーまで入り込む、相手が悪い」
と一見見えるのですが…
「それは不快です」
と相手に伝えていない側に、実は問題があります。
踏み込む相手は、
「どのラインが不快なのか」
を知りませんね?
そもそも100受け入れ&0の突き放しをする側は、
「ここが自分の不快ライン」
というのを明確にしていないのです。
たぶん、自分の中でも曖昧なのでしょう。
でもそれって相手が、最初から配慮してくれる人か、遠慮してくれる人でない限り、
「100か0の付き合いしかできない」
ということなんです。
境界線がちゃんと引ければ
「あなたとは20の関わり方」
「あなたとは50の関わり方」
ともっと多くの人と心地よく関係が築けます。
ということを1年半前に、自分メモで書いているのに、やっぱりできてない私…
更には、
自分にとって適切な境界線が引けるから、他者の存在が怖くない。
「自分が受け入れられるところまでだけを、受け入れる」
と自分自身に約束しているから、私自身が私を守ってくれるということ。
と書いているのに…
自分で自分を守ってないやーん!!!
実はこの、言葉で作る境界線も、ある種の『結界』です。
「HSPさんは結界が弱い」
というのは、そういう点でも言えるでしょう。
スピリチュアル的な結界には抵抗があっても、この結界は、誰にでもできますね。
「どのラインが快・不快の境目か?」
を自分に問うことから、始めればいいのです。
それがはっきりわかったら、相手に伝えればいい。
(ここが難しいんですけどね。)
うまく伝わらなかったら、もう一度伝えればいい。
相手が怒ったとしても、100から0の突き放しよりは、相手のダメージは少なくてすみますし、そもそも怒るのは相手の問題であって、あなたが気にしてあげなくちゃいけないことではありません。
これが嫌だ、と明確にわからなくても
「なんだか、嫌なんだけど。うまく言えないんだけど…」
という不快感の時点で、自分の感覚を採用してあげる、ということが大切です。
私の実感としても、
「これが嫌だ」
と明確になっている時は、時すでに遅し。
そうなる前の不快感の時点で、距離を置く、ちゃんと伝えるのが、お互いのためになります。
断れないあなた、Noと言えないあなた。
私もまだまだ全然なのですが、一緒に頑張ってみませんか?
そして、これまで傷つけたたくさんの人、ごめんなさい。
思い出した今日から、がんばります。
あなたの毎日が
今以上に素敵なものとなりますように。
光子でした。