お稲荷さんってどんな神様？

こんにちは！占い師の光子です。


今回は、お稲荷さんこと稲荷神さまのことを書きますね。

お宮の大小問わず、たくさんの場所にいらっしゃるお稲荷さん。あなたのご近所にも、きっといらっしゃいますよね。
　

そんなお稲荷さんは、現世利益の神様と思われがちですが、土地神様の性質が強いように思います。

その土地に住む人々が、ご飯が食べられて、疫病にもやられないで、っていう日常のベースを保証するために尽力されるのが元々の在り様だと感じています。
それが現代では、転じて「お米の代わりにお金」ってことになっているだけかと。

「〇〇稲荷」という名前であちこちにいらっしゃいますが、御祭神が宇迦之後魂神さまだったり、保食神さまだったり、という違いがある以上に、そもそもは元々その土地の土地神様だったのが、〇〇稲荷になっているところが多いように思います。
鎮守様・土地神様だったところへ、稲荷神さまを合祀したところもあるのかもしれません。

だから、お参りすると、他の神社以上に、純粋に宇迦之後魂神さまオンリーなことは少ないです。
（これは神社の公式発表もそうですが、私が相対させていただいて感じることです）
そもそも伏見稲荷大社の御祭神って、５柱を稲荷大神と呼んでいますしね。


でもじゃあ、それぞれで全然違うのかというとそれも違って、ちゃんと繋がってはいます。
（そもそも神様ネットワークでみなさま繋がってるみたいですけど）

でも、御眷属はつながってない感じなんですよね。だから、初めてお伺いしたお稲荷さんは、警戒心の強さをすごく感じます。
「お前は誰や？？敵か？？」
っていうのをビシビシ感じます。
けどそれは、神様からのものというより、御眷属の御狐さんから来てる感じです。

一度お参りすると、敵じゃないと安心してくださるし、ちょくちょく行っていると
「お、またお前か」
みたいな、おせんべいポリポリかじりながら出迎え感（要はリラックスしてるってことです）が出てきます。

でも別のお稲荷さんにお参りすると、
「お前は誰や？？（尻尾ピン！！）」
から始まります。


そして、現世利益をもたらしてくれる神様である側面はありますが、そこが最初じゃないし、メインではないのです。

メインは
「お前にとって本当に価値のあることは何か？」
こう問うてくださるのがメインです。

価値、です。
今欲しいと思っているもの、望んでいる現世利益は、本当に自分にとって価値があることなのか、と問われます。

きっとなんでも叶えられちゃうんじゃないかな？
だからこそ
「それ叶えて本当にいいと思ってる？思ってないよね？」
と問われるんですよ。

そういう問い方をされる神様は、現状、私は他には思い当たりません。


そして、
・御眷属顔パススルー状態
・自分に本当に価値のあることをわかる
・そして本当に価値のあることに勤しむ
などのベースができて、初めて現世利益を与えてくださるみたいです。

最近、私、ある神社のお稲荷さんでお祈りしていたら
「ここの神社に行っておいで」
と教えてもらいました。

「えーなんでだろう…？？」
と思いながら行ったら、行った先で、すごーくラッキーなことがありました。
そして、この件とは別に、普段も潤っております。（ありがたい限りです）


とこんな感じで、まずは土地神様だと思って、お参りさせてもらうのが良いのではないかと思っています。

土地神様だと思うということは、
「この土地で今日も暮らさせていただいていること（ご飯を食べられる・病気をしていない）に感謝する」
ということです。

最初から、「お金が欲しい！！」「夢を叶えて！！」ってマインドで行くのは、結局遠回りではないかと思います。
（神様の前でわざわざ口に出さなくとも、頭の中にあることは筒抜けです）


神様にとっても、あなたにとっても、心地よいお付き合いができるきっかけになれば嬉しいです(*^^*)


あなたの毎日が
今以上に素敵なものとなりますように。

光子でした。